琺瑯看板探検隊が行く

ホーローの旅

レポート33 いにしえの都、奈良を目指して【前編】

2005.5.14
三重県鈴鹿市~亀山市~名張市~奈良県天理市~田原本町


探検レポート33

「奈良県にはお宝がうじゃうじやあるんじやないか」…これが副隊長のあんもんと一致したイメージだ。
琺瑯探検を始めたときから、いつかは奈良県に行こうと考えていた。私もあんもんも、奈良県のイメージ=明日香村→お宝→古いもの、という連想を昔から持っており、これまでに何度も明日香村や奈良の古寺を訪れていた。
その頃はお互いに琺瑯看板にはこれっぽっちも興味がなかったが、記憶の糸を辿ると、遺跡や古寺めぐりの風景の中に、琺瑯看板の姿を間違いなく思い出すことができた。
そんな奈良県であるが、かの地に行くには東海道を辿る関や伊賀上野をアプローチに使ってこそ、探検のパフォーマンスが高まるというもの。古い宿場を訪ねながらの旅は、きっと大きな収穫をもたらしてくれるだろうといいように解釈し、私たち探検隊の奈良遠征が始まった。
四日市のあんもん宅で合流し、いつものように彼の奥さんと犬に見送られて出発。 最初に目指すは鈴鹿市の看板屋敷だ。

探検レポート33

東京のKさんに教えていただいた屋敷は素晴らしく完成度が高く、これには手放しで感激。奈良への旅の門出を祝うにふさわしいパフォーマンスだった。
その後は庄野宿、関宿、大山田といった旧東海道の古い町並みを追っかけながら進んだ。
三重県内でもかなりの収穫があったが、何といっても本命は奈良県である。
今回は1泊2日の探検なので、じっくりと路地の裏の裏まで探検することを目標にしているのだ…とはいえ、奈良県に入ってからは、思った以上に看板を見つけることができず、また、情報を活かすこともできず、土地鑑の無さがもろに出てしまった。
それでも初日のポイントである田原本町では一様の成果を上げることができたし、天理市でも適当に入った路地で、偶然の収穫もあった。
ともあれ、満足のいく結果ではなかったが、こうして初日は終わった。
今回もテント持参だったが、テントを張る適当な場所が見つからずに、スーパーで買い込んだ酒の肴を積んだワゴンは真っ暗になった田園地帯を走り回った。
ようやく見つけた広陵町のスポーツ公園の駐車場はなかなか快適な場所かと思ったが、さにあらず。
アベックがひっきりなしに出入りし、夜中にはやぶ蚊の攻撃に始まり、ついには明け方までエンジンのカラ吹かしをする暴走族のたまり場と化し、睡眠不足のまま朝を迎えることになった。(つづく)
(2005.5.28記)
※上の画像/旧東海道関宿の風景



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Profile

つちのこプロフィール
つちのこ
岐阜県在住。
歩き旅とB級グルメの食べ歩きが好きな定年オヤジです。 晴耕雨読ならぬ“晴読雨読”生活に突入し、のんびりとした日々を送っています。
2020年には、少年のころからの夢だった、北海道から鹿児島まで日本列島を徒歩で縦断。
旅の様子はブログ『つちのこ更新日記』で発信中です。


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