琺瑯看板探検隊が行く

ホーローの旅

レポート69 美空ひばり発見! 奈良、大阪ワンディ探検

2005.12.4
奈良県香芝市~大阪府河南町~富田林市~千早赤阪村~奈良県御所市~五條市~明日香村


探検レポート69

一年が経つのは早いもので、あっという間に師走となった。
2月から始めた琺瑯探検だが、ほとんどの週末を費やした結果、なんと、84日間を看板探しで過ごしたことになる。 元来飽きっぽい性格なのに、これだけ夢中になった遊びもあまりない。宝探しのようなゲーム感覚ばかりではなく、滅び行くモノが放つ「瞬間の輝き」を見つめることが、何事にも代え難い魅力であるようだ。
副隊長のあんもんと関西への計画を立てたのはずっと以前だったが、なかなか実行できずに12月になってしまった。
奈良、大阪、和歌山は他サイトを見るかぎりでは琺瑯生息率が高そうなエリアだが、情報によると、都市開発や住居の建替え、琺瑯狩りといった阻害要因が急速に看板の姿を減少させているという。
そんな情報を一方で気にしながら、朝から激しく雨が降る最悪の天気にもかかわらず、しぶとく残っている関西の看板たちに遭いたくなって、東名阪道を西に向かった。
伊賀上野から天理までは雨が雪に変わってハラハラもしたが、香芝ICで下りると、小雨になってきた。

探検レポート69

香芝市は古い町並みが残っている町だが、最近ではそうした町並みで琺瑯看板を探そうとしても、簡単には見つからない。お宝が見つかるのは、今や偶然の結果でしかないのだ。
「美空ひばりの金鳥」はそんな偶然が舞い込んできたといえる産物だった。 あんもんが見つけた小さな薬局の店内に、浴衣姿の美空ひばりは大事に飾られていた。
店主に話すと快く撮影を許可してくれ、店のお宝として大切に保存していることを聞いて、うれしい気持ちになった。私たちにとっては、探し求めていた大物ターゲットだけに、ラッキーな遭遇だった。
雨は激しく降ったり止んだりを繰り返し、その都度一喜一憂しながら奈良から大阪に入った。
太子、河南、富田林、千早赤阪村と大阪府でも田舎が残っているエリアを探検していく。旧街道の辻でくすり系の看板を見つけたり、るっちさん情報で看板屋敷を撮影した。 再び奈良県に戻り、御所市経由で五條を訪ねる。
町の中心部に旧街道が東西に走っている五條は、古い町並みはそれなりに見ものだが、意に反して琺瑯看板の姿は少ない。一方通行になってはいるものの、道幅も極端に狭く、車の運転には気を遣った。
五條からは大宇陀か明日香村経由どちらを岐路にするかあんもんと検討するが、結局、明日香村に軍配が上がった。 5月以来の明日香村だったが、ほとんど収穫はなく、日が落ちてから一層激しくなった雨の中、天理ICへの道を急いだ。
(2005.12.18記)
※画像上/五條の町並み。道幅が狭くクルマをこすりそうになった。



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Profile

つちのこプロフィール
つちのこ
岐阜県在住。
歩き旅とB級グルメの食べ歩きが好きな定年オヤジです。 晴耕雨読ならぬ“晴読雨読”生活に突入し、のんびりとした日々を送っています。
2020年には、少年のころからの夢だった、北海道から鹿児島まで日本列島を徒歩で縦断。
旅の様子はブログ『つちのこ更新日記』で発信中です。


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SINCE 2005.3.17