町名看板① 全国編~北陸東海(228)
愛知県は全国的に見ても町名看板が多く残っているエリアである。名古屋市内には昭和30年代に貼られた看板が南区、中川区、瑞穂区を中心に残っており、スポンサーは金融機関が多いようである。ただし、ここ数年の消失に加速度がついているのが現状である。
また、陶器産業で栄えた愛知県瀬戸市の古い町並みにも集中的に貼られたようで、21枚の看板を発見している。静岡県にはNECをスポンサーにした看板が広範囲に貼られている。
岐阜県は陶都と呼ばれる多治見市や岐阜市でも発見している。多治見市の町名看板は赤と青の二色のものが多く、市内に残る消火栓の看板も同様のデザインとなっているのは注目できる。
三重県の看板は、愛知県稲沢市一帯に多く貼られた看板のデザインと同様なものが桑名市、多度町を中心に残っている。
同じエリアにはライオンズクラブのロゴマーク『L』が入ったホーロー製の町名看板も同居しており、かなりの枚数が貼られたと思われる。設置された年代は新しいが、消失に加速度がつく前に撮影対象として収録していきたい。
※画像/三重県(2019.3.25)