琺瑯看板探検隊が行く

ホーローの旅

レポート106 ごちゃまぜミニ探検7

2006.6.10-9.30
愛知県名古屋市、富山県小矢部市~高岡市、愛知県木曽川町


探検レポート106

秋晴れの日曜日、ふと思いついて愛知県木曽川町(現・一宮市)に向かった。
一宮市内から木曽川河畔に向かう途中に「起」という町がある。小規模ながら古い町並みが軒を連ねた筋が見える。ここにはカナモノ系の看板を何枚も貼った金物屋がある。
実は7月に訪れた時、急いで撮影したことにより苦い経験をした。帰宅してから店全体の写真を見ると、なんと2階の軒下部分に何枚もお宝が写っているではないか。お笑い種だが、「しまった、しまった~!」の連呼である。
自宅から車で1時間半の距離なので、すぐに撮りに行けないわけでもないが、されど1時間半である。一度億劫になると、もう動きたくない。
そうこうするうちに2ヶ月が経過し、ようやく重い腰を上げることにした。 目的の店に着くと「ZK印ベルトレーシング」というよく分からない看板の他、ペンチやマイクロメータ(これもよく分からない)の看板が2階部分にずらりとあった。

探検レポート106

店の前に立つとどうしても視野が狭くなることもあり、軒下にかけられたお宝を見落とすことがよくある。鳥のように俯瞰できれば、もっと多くのお宝を見つけることができるかもしれないが、わざわざ注視率が低い場所に貼ること自体、疑問といえばギモンだ。
さて、今回のごちゃまぜミニ探検は少し中身が薄くなった。出張続きは相変わらずだが、それに乗じてホーロー探検をする余裕が無くなったことが大きい。
富山県のショットは数少ないチャンスを使って、小矢部から高岡に移動する中で撮影した。
もちろん、幹線道路は走らずに、変な(?)脇道ばかり走るといういつものやり方だ。高岡市周辺はこれまで何度も訪れているが、こうして撮影したお宝を見ると、まだまだチャンスはありそうだ。
琺瑯探検を始めて一年半が経過した。これまであくせくと34県を回ってきた。そろそろ倦怠期に突入したのだろうか、このところペースがめっきりと落ちてきた。
出張先のどこかの町で、あるいは思いがけないロケーションの中で、珍しいお宝にでも出遭えれば、またヤル気も出てくることだろう。
(2006.10.9記)
※画像上/濃尾平野に秋の気配が…稲穂もそよぐ。



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Profile

つちのこプロフィール
つちのこ
岐阜県在住。
歩き旅とB級グルメの食べ歩きが好きな定年オヤジです。 晴耕雨読ならぬ“晴読雨読”生活に突入し、のんびりとした日々を送っています。
2020年には、少年のころからの夢だった、北海道から鹿児島まで日本列島を徒歩で縦断。
旅の様子はブログ『つちのこ更新日記』で発信中です。


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