琺瑯看板探検隊が行く

ホーローの旅

レポート15 大雪の三重県北勢地方を行く

2005.3.13
三重県四日市市~桑名市~東員町~いなべ市~菰野町~四日市市


探検レポート15

副隊長のあんもんと近鉄四日市駅で待ち合わせる。
あんもんに言われたとおり駅前の「ampm」というコンビニの前で待つが、いっこうに彼は現れない。携帯電話をかけると、「ampm」の前で車を止めてずっと待っているという。
おかしいなぁ、と思って前方を見ると、交差点の向こうの「ampm」であんもんが手を振っていた。
さすがに雨男のあんもんとの探検だけあって、めちゃくちゃ寒い。空はどんよりとし今にも雪が降りそうだ。すでに3月だというのにこの天気はなんだ? 「写真撮るには曇りがいいんだよな!」「そーだよなぁ」などとうそぶきながら、出発。
目指すは近鉄沿線水原弘と由美かおるのツーショット看板。出張のついでに車窓から見つけたものだ。うれしいではないか、こんな都心にこのお宝看板があるとは。 …近づいてみたら、お二人は民家の2階の軒下にしっかりと張り付いておられた。
保存状態もばっちり。これまで見つけた中でも最高のパフォーマンスである。写真を何枚も撮る。あんもんは携帯電話にも収めている。聞くと、奥さんと知り合いの女性に送るそうだ。仲が良くて何よりだわい。
看板女王で気をよくして、桑名の近鉄沿線ポイントへ向かう。クロダルマ作業服と金鳥をゲット。その後はあんもんと相談して、適当に藤原町方面に走ることに決める。
道が極端に狭い東員町の集落を琺瑯くんを拾いながら進み、阿下喜で集中的に探す。しかし、商店街の規模はそれなりに大きいが、めぼしいお宝はまったくない。藤原町も同様。あるのは三重県特有の広告看板ばかりである。
今回も前回に続いて広告看板の雨嵐に遭うのか…と思いきや、大安町からはメジャー系や地場の調味料の看板も現れた。
俄然活気が出てくるところだが、なんと雪が降り出してきたではないか。それも半端な降り方ではない。早く抜けなければ、まずいんじゃないのぉ…と思って走っていると目の前に飛び込んできたのが「ごきぶりホイホイ」。
大雪なんてどうでもよくなり、一目散に写真を撮るわ、撮るわ…だった(笑)。
その後は近鉄湯の山線に沿って南下し、夕闇が迫り始めた頃、四日市に戻った。
(2005.4.1記)



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Profile

つちのこプロフィール
つちのこ
岐阜県在住。
歩き旅とB級グルメの食べ歩きが好きな定年オヤジです。 晴耕雨読ならぬ“晴読雨読”生活に突入し、のんびりとした日々を送っています。
2020年には、少年のころからの夢だった、北海道から鹿児島まで日本列島を徒歩で縦断。
旅の様子はブログ『つちのこ更新日記』で発信中です。


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