ホーローの旅
レポート22 JR琵琶湖線に沿って
2005.4.9
滋賀県米原市~彦根市~東近江市~近江八幡市~愛荘町
前週に続き滋賀県にやってきた。今回は米原~近江八幡間のJR琵琶湖線に沿って探検するのが目的だ。
いつものようにママチャリを車に積み込み、美濃太田経由でお宝を探しながら下道を走り、3時間半かけて米原駅へ。
毎週土日連続の琺瑯探しは、燃料代や交通費もバカにならず、少しでも節約をするために、高速代をケチる努力も金欠病には必要だ(笑)。
今回の大きな目標は看板屋敷を見つけることだ。線路沿いを調べるには、車では当然のごとく見つけることは難しい。そこでやり方として考えたのは、車を米原駅の駐車場にデポし、米原~近江八幡間を電車に乗り往復、車窓から見えるお宝をチェックする。そして、再び車でチェックしたポイントに移動し、撮影するというものだ。
我ながらグッドアイデアだと思いつつ、米原~近江八幡間(480円)の切符を買い、快速電車に乗車した。
土曜日ということもあって、車内は混んでいたが、運よく窓際の席(南側)を確保。発車と同時に地図と赤ペンをもち、チェック開始。
快速電車のスピードは思った以上に速く、見つけた看板の位置を地図に印をつけているうちに、次の看板が連続して現れるという状態で、結果的に看板屋敷も見つけたが、見落としもいくつか出てしまった。
切符は近江八幡までなので、一旦改札を出て再び帰りの切符を買おうと思ったが、なんとすぐに米原行きの帰りの普通電車がやって来た。「えーい、どうにでもなれ~」という感じで、飛び乗る。そして今度も窓際に座り北側の景色を見ながらお宝チェック。
米原駅では事情を説明して、片道だけの料金を払うつもりだったが、駅員が何を思ったのか、全額払い戻してくれた。これはラッキーだった。どうやら忘れ物でもしたと思ったらしい。結果的に僕は一円も使わずに近江八幡まで往復してしまった。
冷静に考えると、これはキセルになってしまうかも(汗)。
そして、車を使って見つけたポイントを撮影して回ることになったが、適当に入り込んだ集落や旧街道筋でもお宝を見つけることができたのが、今回の収穫だった。
特に、中山道の宿場町の雑貨屋で見つけた資生堂石鹸や、古びた家屋で見つけたミツワ石鹸のようなレアモノを発見できたし、撮影許可を貰うために話しかけたおばあさんには、お宝にまつわる興味深い話が聞けたのも良かった。
琺瑯探検の楽しみや幅が少し広がったような、実り多き一日だった。
(2005.4.20記)