ホーローの旅
レポート24 東濃のお宝街道を行く
2005.4.17
岐阜県中津川市~東白川村~七宗町~川辺町
副隊長のあんもんを多治見駅で拾い出発。彼と行くといつも大荒れの天気なのに、今日は珍しく朝から快晴だ(笑)。
「二人だけでは探検隊も、ちょっと寂しいよなぁ」などと話すうちに、40分ほどで中津川市に着いた。駅前付近は以前単独で探検をしているので、今回は中山道の落合宿からスタートし、坂下~付知~加子母~東白川~七宗~川辺という山の中の周遊コースである。
都市周辺部と違って、琺瑯生息率は低そうだが、古い建物も多く残されていることが山間部や農村の魅力だ。
これまでの経験では、山の中のどんな小さな集落でも酒屋やたばこ屋がある規模ならば、琺瑯看板は生息している。そして、学校や郵便局クラスがある集落となると、その確率はもっと高くなることを経験している。
…今回の探検は結論からいって、我々二人を有頂天にさせるほどの充実した探検となった。特に、付知~加子母の旧街道はすばらしい看板ロードであった。また、東白川でもたくさんのレアものの収穫があった。
余談になるが、東白川村は村おこしの一環として、「つちのこの村」をキャッチフレーズにしている。
国道沿いには「つちのこ館」なるものがあり、つちのこの資料を展示している。 元祖つちのこの私としては、もちろん見学をさせてもらった(300円)。
受付のかわいい女の子が「つちのこには116万円の懸賞が掛かっているんですよ」。
そして、「村で取れたトマトで作ったジュースです」といいながら、にっこり笑ってコップを差し出した。
最近は目撃情報もないそうだが、元祖つちのこのとしては、長い間冬眠をしているつちのこ君にお願いしたい。
神出鬼没のイメージどおり、「忘れた頃にほんのちょこっとだけ顔を出してやるのもいいんではないかい…」(笑)。
(2005.4.28記)
※上の画像は、寅さん映画第44作『男はつらいよ~寅次郎の告白』のロケで使われた商店