ホーローの旅
レポート２４９ ごちゃまぜミニ探検14 2011年総括
2011.1.15-12.18
愛知県名古屋市、豊川市、西尾市、瀬戸市、岐阜県養老町、大垣市、神戸町、石川県金沢市、愛知県長久手町、東郷町、江南市、豊田市、三重県鳥羽市
春の兆しが見え始めた頃、占いに凝っている妹から電話があった。
何でも、「今年のアンタの運気は良くないから、旅行は注意したほうがいいよ」という忠告。
迷信やジンクス、占いのたぐいを信じない私であるが、カミさんがクルマをぶつけられむち打ち症に、そして私も首を痛めて整形外科に通院するハメになってから正直焦ってしまった。「首の怪我に注意しろ」といわれたことも、不意に思い出したからだ。
こうなると信じないわけにはいかず、今年の後半のホーロー探検は、独りで遠出する気も起こらず、もっぱら近場ばかりの取材でお茶を濁す結果となった。
年々減少していくホーロー看板の姿を追っかけたくても、占いの結果が気になってしまい、カミさんが同行したＧＷの山陰から山陽の探検、夏の小豆島から四国の探検以外はめぼしい行動もしないまま一年を終えた。
それだけに収穫も今ひとつであるが、うれしいこともあった。 12月になって、新たに私の相棒としてデジ一眼「Canon EOS60D」が加わったのだ。
以前から欲しかった機種であるが、これからの探検の力強い味方になってくれると思っている（その前に、使いこなせるようにならなくちゃあ） 。
さて、今年のミニ探検をリストアップしてみると
1/15 愛知県名古屋市
1/23 岐阜県恵那市明智町～岩村町
1/29 岐阜県恵那市明智町
1/30 愛知県豊川市
2/5 愛知県西尾市
2/6 愛知県瀬戸市
2/12 愛知県瀬戸市
2/19 愛知県名古屋市～瀬戸市
2/20 愛知県瀬戸市
3/6 愛知県江南市
4/15 愛知県名古屋市
5/14 岐阜県養老町～大垣市
7/1 石川県金沢市
7/16 愛知県長久手町～東郷町
8/22 愛知県江南市～名古屋市
11/3 愛知県瀬戸市
12/10 愛知県豊田市足助町
12/17 三重県伊勢市～鳥羽市
隣市の瀬戸市には何度も通った。
これはホーロー探検ばかりでなく、古い町並みの撮影という目的もあったし、忘れた頃に食べたくなるＢ級グルメ「瀬戸焼きそば」の存在が大きかった。
また、寄稿している「みちくさ学会」のレポートに、瀬戸市赤津町の風景を撮った写真をトップに乗せることができたのも、ホーロー探検以外の活動を表現できた上で収穫となった。
そして、四国探検から帰還したばかりの８月には、群馬県のホーローマニア・ＴＭさんと同行取材ができた。
愛知県江南市から名古屋市内の看板を狙って、たった半日ではあったが楽しく巡回することができた。
何よりも“類は友を呼ぶ”という格言がそのまま当てはまるように、初対面から意気投合するほどホーロー探検の話で盛り上がった。
こうした出会いも、大人の遊びとして純粋でいいではないか。
暮れも押し迫った１２月は、カミさんと伊勢志摩方面に旅をした。
このところの三重県を巡る探検で、いつも気になっている「真珠漬」の看板を見つけることが目的のひとつであったが、海べりの小さな集落で三箇所も確認できたのはラッキーだった。
さて、不完全燃焼そのままだった今年の探検であったが、“厄明けの来年”は年明けから精力的に動くつもりだ。
毎年のように書いているが、来年こそはお宝たちの最後の見納めだと思っている。
[2011.12.26記]
※画像上／三重県鳥羽市の「海の博物館」で。ちょうど全国の海女さんの展示が行われていた。なかなか色っぽいフィギアたちです。入場料700円。
※画像中／瀬戸市赤津の風景。赤津を象徴する赤瓦の製陶所の町並みが残っている。
※画像下／西尾劇場（愛知県西尾市）2009年には建物が近代化産業遺産に認定されたが、老朽化が進行したため、2014年に取り壊された。撮影時には上映中だった。
