琺瑯看板探検隊が行く

ホーローの旅

レポート388 真冬の濃尾平野横断

2023.2.8
愛知県清須市~一宮市~稲沢市~岐阜県海津市~三重県桑名市~いなべ市


探検レポート388

奥三河に続いて、愛知県北部から木曽三川を越え、三重県に突入する探検に出た。
広大な濃尾平野を横断する旅である。
このところ暇に任せて遊んでいる、Googleストリートビューの机上探検で2枚の町名看板を新規で見つけたが、これで一日の探検に費やすのは勿体ない。
面倒なことを承知で、最近はInstagramや街道歩きのブログもチェックしたりして、もっぱらSNSの情報も活用している。
こうして見つけた新たな数枚の看板情報を加算して、あわよくば偶然の出会いも期待しつつハンドルを握ることにした。
まず目指したのは清須市。 この町を南北に縦断する旧街道の美濃路は、名古屋の熱田神宮の南にある伝馬町の旧東海道との追分から北へ60㎞の岐阜県垂井町まで延びる脇街道である。
いつかは歩いてチャレンジしたいと思っているが、とりあえずは看板探しのルートとしてつまみ食いしたい。
「アサノセメント」は美濃路が通る古い商店にあった。 おそらく、興味がない人は気づかぬまま通り過ぎるだろうか。
ホーロー看板は建物や風景に同化するほど、私にとってその存在感が増してくる。

探検レポート388

清須から北上し、一宮から稲沢を回る。
ストビューで見つけた新規の町名看板を2枚、スマホのカメラに収めた。
机上で見つけた看板は、現地に行ってみないとほんとうにあるのかどうか分からない不安感がつきまとう。 こうして残っているだけで、嬉しさが込み上げてくるのだ。
稲沢の電柱にあった「中沼」はもともとは2枚あったが、以前訪ねた時は1枚が消失していた。
しかし、2022年のビューを確認すると、新たに復活したのか、また2枚に戻っていたという曰くつきだった。
どんないきさつでこうなったのか知る由もないが、ともかく嬉しい撮影となった。
稲沢では国府宮近くの美濃路で肥料看板を撮影すべく現地を訪ねてみたが、タッチの差だったのか、こちらは消失していた。
2022年のビューにはその存在が見えているだけに残念な結果となった。
午後からは木曾三川を越えて岐阜県海津市を回った。
ローカル看板が無節操にベタベタ貼られた屋敷と、鮮やかな黄色が目立つ「酒は見城」が貼られた屋敷を訪ねた。
「酒は見城」はすでに廃業したという竹中酒造の銘柄であるが、蔵の詳細は分からない。
この看板は大垣市でも見つけているが、情報によると「見城」は大垣城のことではないかといわれている。

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この日の探検の最後は他サイトにあった東員町の町名看板を訪ねた。
多度から東員町にかけては町名看板も比較的残っているので、これまで何度も出かけているし、ストビューの検索もしつこくやってきた。
しかし、このところは新規の看板を見つけられずに他サイトの情報をつまんでばかりの体たらくである。
偶然の出会いを期待して無理やり脇道に入り込んだりしてみたが、クルマが抜け出せなくなるような細道に辟易して時間を潰すだけになってしまった。
とはいえ、看板探しの楽しみもこんなところにあるかもしれない。
無駄な努力の積み重ねも、いつかは実ることがあるだろう。
まだ見ぬ新たな看板を探して、今年も旅を続けたいと、再堪忍できる一日の終わりとなった。
(2023.2.13記)
※画像上/稲沢市祖父江町の町並み
※画像中/「酒は見城」が貼られた屋敷。看板が建物と同化し、静かに時を刻んでいた
※画像下/多度神社近くの町並み。古い民家や商家が軒を並べる風景があった



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Profile

つちのこプロフィール
つちのこ
岐阜県在住。
歩き旅とB級グルメの食べ歩きが好きな定年オヤジです。 晴耕雨読ならぬ“晴読雨読”生活に突入し、のんびりとした日々を送っています。
2020年には、少年のころからの夢だった、北海道から鹿児島まで日本列島を徒歩で縦断。
旅の様子はブログ『つちのこ更新日記』で発信中です。


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