琺瑯看板探検隊が行く

ホーローの旅

レポート41 静岡→山梨ひとり旅① 静岡へ

2005.6.24
岐阜県瑞浪市~愛知県豊田市~設楽町~新城市~豊川市~豊橋市~静岡県湖西市~浜松市


探検レポート41

山梨県と東京都の境目にある奥多摩で、山仲間の集会が開かれることになった。
この機会にホーロー探検をしながら静岡経由で山梨に行くことを思いついた。しかし、何しろ遠いのが難点。
ざっと往復の距離を測ると約1000キロもある。果たしてひとりで行くことに耐えられるか…などと思ってみたが、どうしても行きたい気持ちは抑えられず、結局、金曜日に有休を確保して出発することにした。
今回は奥多摩までの500キロを完全に下道で行くことに決め、いざ出発。
自宅から稲武町を経由して、鳳来町に入った。琺瑯看板は思った以上に少ないが、古い町並みが残る旧街道で念願のギターパスをゲット。最も、この看板は琺瑯マニアの間では有名な看板で、不易墨汁とともに何よりも健在だったことがうれしい。
JR飯田線に沿って南下を続け豊川市に入るが、豊川稲荷前の商店街が「なつかし青春商店街」なるものになっていて、そこかしこに琺瑯看板がプレミアムされている。
後で知ったことだが、豊川市には佐溝力氏という有名な琺瑯マニアがおり、氏の尽力によりこの商店街がプロデュースされたそうだ。レアモノやヨダレモノも多いが、残念ながら「飾り看板」を掲載しないこのレポートには載せられない。
豊川からは豊橋に移動し、東海道二川宿を探検。その後はいよいよ静岡県に突入。白洲賀宿を回る。
更に浜松に移動したところで夕暮れが始まった。これ以上の探検は無理と判断し、いつものようにスーパーで酒とつまみを確保し、浜北から春野町までを走る。
とっぷりと日が暮れた頃、春野町の道の駅に到着。小さな規模だがうれしいことに車は一台も止まっていない。駐車場の一番奥にテントを張り、一日目を終えた。
しばらくは国道を通る車の音が気になったが、ゆらゆらと酔いが回るにつれ、それも心地よい響きに変化していった。(つづく)
(2005.7.2記)
※画像上/豊川稲荷参道にある、佐溝力氏プロデュースの『なつかし商店街』



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Profile

つちのこプロフィール
つちのこ
岐阜県在住。
歩き旅とB級グルメの食べ歩きが好きな定年オヤジです。 晴耕雨読ならぬ“晴読雨読”生活に突入し、のんびりとした日々を送っています。
2020年には、少年のころからの夢だった、北海道から鹿児島まで日本列島を徒歩で縦断。
旅の様子はブログ『つちのこ更新日記』で発信中です。


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