ホーローの旅
レポート42 静岡→山梨ひとり旅② 山梨へ
2005.6.25
静岡県浜松市~川根本町~静岡市~山梨県南部町~身延町~市川三郷町~笛吹市~甲州市
朝もやが立ち込める道の駅を後にする。
今日は長丁場だ。山梨県と東京都の県境にある奥多摩までのアプローチをこなさなければならないのだ。
コースをいろいろ考えてみるが、時間的には森町経由で静岡市に出るのが早いが、山越えルートの川根町から千頭を越えて静岡市に入るコースが捨てきれず、時間が掛かることを承知で実行に移すことにした。
春野町では知る人ぞ知る看板商店に立ち寄るが、すでに何枚かのレアモノが欠落しておりがっかり。琺瑯狩に遭ったのか、自然に欠落したのか分からないが、最近あるサイトに出ていた画像から判断しても、3枚がなくなっていた。
春野からは山越えルートであるが、看板は思ったとおりほとんど見つけることが出来ず、山の急斜面に点在する茶畑を縫うように走りながら、今は盛りの茶摘みの風景をのんぴりと眺めた。
静岡~清水と渋滞した一号線を通りいよいよ甲府を目指して身延線沿いを行く。このルートは琺瑯探検では垂涎のルートといわれている。
情報が先走っている気がしないでもないが、じっくり取り組めばかなりのお宝と遭遇できるのは間違いがないような雰囲気はあった。しかし、身延~甲府間以外は琺瑯残存率は低いようで、集落をこまめに回るが、空振りの連続だった。
甲府市内に入る手前で勝沼から塩山までの最短コースを取った。東京のKさん情報を頼ってぶどう畑の中に続く細道をオリエンタルカレーの看板目当てに探すが、残念なことにすでに建物はなくなっていた。
塩山から奥多摩までは完全に山道。看板探検どころではなく、運転疲れからガードレールを突き破って谷底に転落しないように、眼をかっと開いて走った。
ヒグラシが鳴き始め夕闇が迫ってきた頃、山仲間が待つ奥多摩のキャンプ場についた。(つづく)
(2005.7.1記)