琺瑯看板探検隊が行く

ホーローの旅

レポート6 お宝の町へ、岐阜県岩村町

2005.2.19
岐阜県土岐市~瑞浪市~恵那市


探検レポート6

聞くところによると、明智、岩村周辺は琺瑯看板の宝庫(?)らしい。
なるほど、琺瑯関連のサイトにもここでの看板写真が多く掲載されている。 自宅からわずか1時間のお宝の地をみすみす放っておくこともなく、雨模様の中いそいそと出かけた。
まずは、明智までの道中である土岐市駅前から探検開始。古くから美濃焼の町として栄えた土岐市だが、駅周辺には古い建物と新しいものが混載し、思ったとおり収穫は少なく、これは市制百周年を迎えた隣市、多治見にも通じるものがあった。琺瑯看板たちにとって住みにくい町なのだろう。
看板を探しながら瑞浪陶町を経由して明智に入る。古い町並みがよく残っており、落ち着いた雰囲気がある。雨に煙った年季が入った薬屋の壁で、オロナイン軟膏やゴキブリホイホイという往年の名選手を発見。
町のはずれの旧道では、瑞浪の地酒である「いとう鶴」の真っ赤な看板が目に飛び込んできた。よく見ると、『どうき息切れホシン』の錆びた看板が2枚。クスリ看板は珍しいが、錆びているのが残念である。
もっとゆっくりしたいところだが雨も落ちてきた。日暮れも近いし、岩村の探検は次回にし、明智鉄道に沿って山岡町に入る。 駅前で『家の光』を見つけるが、雨が激しくなり、カメラのレンズも曇ってしまった。次回の再訪を誓い、撮影を諦め早々に帰途につくことにした。
(2005.3.22記/2008.1.14加筆)



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つちのこプロフィール
つちのこ
岐阜県在住。
歩き旅とB級グルメの食べ歩きが好きな定年オヤジです。 晴耕雨読ならぬ“晴読雨読”生活に突入し、のんびりとした日々を送っています。
2020年には、少年のころからの夢だった、北海道から鹿児島まで日本列島を徒歩で縦断。
旅の様子はブログ『つちのこ更新日記』で発信中です。


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