琺瑯看板探検隊が行く

ホーローの旅

レポート68 ごちゃまぜミニ探検3

2005.8.20-11.29
静岡県静岡市、岐阜県下呂市、愛知県瀬戸市、福井県福井市、南越前町


探検レポート68

「ごちゃまぜ」と謳っているが、今回は出張ばかりではなく、野暮用や旅行に行ったついでに見つけたお宝をまとめた。
静岡市の看板は葬式帰りに撮影したものだが、最もこのときはカメラを持っておらず、あわててコンビニで「写るんです」を買った。
福井の看板は出張ついでに撮ったが、この日の北陸地方は冬の到来を告げる大荒れの天気で、突然の雷から始まり、冷たい雨と風が縦横無尽に吹き荒れた。
「ランジャ酒」は傘の骨が折れてひしゃげてしまったのもいとわず、ずぶぬれになって撮影した。
福井駅から北陸線に乗り、武生、今庄に途中下車して、町をぶらぶらと歩いた。目的は3月に訪れたときの看板たちの生息状況を確認することだった。しかし、危惧していたとおり、今庄では“琺瑯狩り”の爪あとが残されていた。
「赤玉ポートワイン」、「月虎かとりせんこう」、「自力運動靴」が消失していたのだ。残念であるが、これも琺瑯看板たちの宿命と思うしかない。
今庄駅には、戦前から昭和40年代までの駅周辺が元気だった頃の写真がたくさん飾ってあり、僕はその中に琺瑯看板の姿を探して、一枚一枚をじっくりと眺めた。
すでに薄暗くなった敦賀行きの電車を待つ小雪がちらつきだしたホームで、次回来るときまで、残されたお宝たちが元気でいて欲しいと、願わずにいられなかった。
(2005.12.10記)



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Profile

つちのこプロフィール
つちのこ
岐阜県在住。
歩き旅とB級グルメの食べ歩きが好きな定年オヤジです。 晴耕雨読ならぬ“晴読雨読”生活に突入し、のんびりとした日々を送っています。
2020年には、少年のころからの夢だった、北海道から鹿児島まで日本列島を徒歩で縦断。
旅の様子はブログ『つちのこ更新日記』で発信中です。


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