琺瑯看板探検隊が行く

ホーローの旅

レポート79 看板酒屋連続ゲット! 三重・奈良県境探検

2006.3.11
三重県伊賀市~津市~奈良県御杖村~曽爾村~宇陀市


探検レポート79

「三寒四温」という熟語がぴったりの季節がやってきた。
朝からポカポカ陽気になった土曜日、発作的に旅に出た。
東名阪道を亀山インターで下り、名阪国道を経由し、まずは伊賀上野を目指す。何度も訪れている町だが、思ったとおりお宝の姿をほとんど見つけることができない。
開発が進み、町の風景が毎年のように変わっているを実感するくらいだから、砂漠の中で針を探すくらいの難しさだ。
琺瑯看板が棲めぬ町は、いくら歴史ある町といえども評価できない(何のこっちゃあ)。
青山町阿保を抜けて、県境に沿って走る国道368号線を南下する。山間の集落の脇道を丁寧に探していくが、収穫は少ない。
奈良県に入ると伊勢奥津の集落に出た。以前も訪れているが、前回はここから東に折れ、三重県津市に向かった。今回は逆のルートを取る。
御杖村は伊勢から奈良に抜ける伊勢本街道が通っており、辻には苔むした御影石の道しるべが、草に埋もれるようにひっそりと建っていた。
掛の集落から曽爾村を往復することに決め、川に沿って北上した。ぼんやりとした春の陽光に、川面のせせらぎが眩しい。家の補修だろうか、屋根に上がった職人さんがのんびりとタバコをふかしている。
カーステレオはこのところ飽きもせずに繰り返し聴いている中森明菜。「北ウイング」が肌にまとわりつくように流れている。何とも艶っぽい歌声だ。
曽爾村までの道草は正解だったようで、看板酒屋を立て続けに二軒見つけた。ビールや地酒、味噌の看板が貼られていた。ここまでこれといった収穫はなかったが、このヒットで満足感がぐっと増した。
復路は室生寺経由で名阪国道を目指したが、ここでも看板酒屋1軒ゲット。どうやら廃業しているようだったが、この店には全部で8枚の看板があった。
陽が傾いた空を睨みながら名阪国道を走る。途中にちょっとばかし色気が出てしまい、とある薬屋にある「味の素」のレアモノ看板を目指し、関インターで下りて関宿に寄ったが、結果は×。
なんと当の薬屋は改修工事の真っ最中だった。残念。
(2006.3.20記)



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Profile

つちのこプロフィール
つちのこ
岐阜県在住。
歩き旅とB級グルメの食べ歩きが好きな定年オヤジです。 晴耕雨読ならぬ“晴読雨読”生活に突入し、のんびりとした日々を送っています。
2020年には、少年のころからの夢だった、北海道から鹿児島まで日本列島を徒歩で縦断。
旅の様子はブログ『つちのこ更新日記』で発信中です。


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