琺瑯看板探検隊が行く

ホーローの旅

レポート87 四国一周琺瑯の旅① アプローチ編

2006.5.3
岐阜県羽島市~滋賀県野洲市~兵庫県神戸市~徳島県徳島市


探検レポート87

5月3日という日を甘く見ていた。 自宅を出てから30分もしないうちにいきなり渋滞に捕まったのだ。しかも時刻はまだ朝の7時というのにだ。
東名小牧ジャンクションの手前からすでに延々と車の列が続いていた。 ラジオの渋滞情報を聴くと、東名阪道も四日市インターまでに10キロ以上、更に名神に至っては、そこらじゅうで10キロを超える渋滞がおこっているらしい。
イライラ、やきもきする私の横で、今回の旅のパートナーであるカミさんはいたって楽天的で、「ゆっくり行こうよ」なんて言っている。
この状況では早く行きたくてもお望みどおりの亀の歩みだ(笑)。
高速道路は諦めて、ひたすら下道を進むことにした。一宮から岐阜羽島、関が原と経由し、滋賀県内は国道8号線、京都で1号線に入り、ものすごい大渋滞の中、枚方~大阪市内を突っ切り、ユニバーサルの大観覧車が見えてきたあたりで阪神高速に乗った。
そこからは明石~淡路島~鳴門と順調に流れたが、徳島市内に入ったのは、自宅を出てからなんと12時間後であった。
当初の計画では、明石市内と淡路島での琺瑯探検を考えていたが、結局それも叶わず、ただひたすらにハンドルを握るだけになった。
高速を避けて下道に回ったのが返って良かったのか、滋賀県内では11枚の看板が貼られた天然記念物的な看板屋敷を見つけることができた。
何度か通っていた道だが、これまでまったく気づかなかったのだ。ノロノロ運転のおかげで、視野が広くなったおかげだろうか、とにかくラッキーだった。
いつもなら車中泊かテント泊が信条の探検隊であるが、カミさんとのふたり旅となればそうもいかず、ホテル泊にした。
オープンしたばかりのホテルだけあって、快適そのものだった。初日の夜は、いつものコンビニ弁当が、しゃれた洋風居酒屋での出発祝いに化けた。(つづく)
(2006.5.12記)
※宿泊/東横イン徳島駅前 ☆☆☆☆☆



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Profile

つちのこプロフィール
つちのこ
岐阜県在住。
歩き旅とB級グルメの食べ歩きが好きな定年オヤジです。 晴耕雨読ならぬ“晴読雨読”生活に突入し、のんびりとした日々を送っています。
2020年には、少年のころからの夢だった、北海道から鹿児島まで日本列島を徒歩で縦断。
旅の様子はブログ『つちのこ更新日記』で発信中です。


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